以心伝心。
誰かが誰かを、いのちを懸けて必要としているとき、
必要とされている人は、必ずそこに駆けつけることになる。
そんなふうに、プログラムされている。
それを感じた昨年の夏。
倒れた父のところに、ふつうでは考えられない成り行きで召喚された。
ほんとうなら海外にいたはず。
そばに居れなかったはず。
神様が呼んだのだ、という人も、
魂と魂が呼びあったのだよ、という人も。
いずれにせよ、目に見えない何かがはたらいたのだ・・・
大好きな父が逝って6か月。
いまになって、ともするとすぐに涙腺が大崩壊して止まらなくなる。
学生時代、試合に敗けて家で泣いてるわたしを見て、
「この世のおわりではない!」と言って笑ってた。
いまも、なにメソメソしてるんや?て、空から笑ってるんだろうな。
あの夏、わたしを父のそばに送ってくれた「大いなるちから」に、ありがとう。
もしかしたら、道でひたすらに鳴いていた蝉たちのしわざかもしれない・・・