「身近なひとが亡くなること。それは何かの加減で、今まで映っていたテレビの画面が急に見えなくなったようなもの。永遠の命という観点から見れば、それは大したことではない。いつでも心のテレビのスイッチをオンにすれば、またその人と相まみえることも会話することもできる。だから嘆く必要はない・・・」
この夏、あっという間に天国に召されてしまった父が、生前どこかでこんな話をしていたそうだ。
いまはまだ、物理的に「いなくなった」という事実に向き合い、消化するので精一杯。
だけど、父の関わってきた世界、注いでくれた愛、残してくれた沢山の宝のようなエピソード、それらひとつひとつを大切に、大切にしていこう。そして寂しくなったら、心のテレビのリモコンをオンにして、大好きな父と話しましょう。飲みながらね。