電車が遅れてライブ会場にギリギリ汗だくで到着!共演ミュージシャンは違うジャンルの知らん人ばかり!譜面の入ったホルダーが見つからない!PAがうまく作動しない!
まったく違うキーでイントロが始まった!きゃ~~(ノД`)・゜!!
・・・みたいな夢をよく見る。おそらくボーカリストはみんな見ているはず。
目覚めた時、あ~~夢でよかった。。。と胸をなでおろす。
でも悪夢みたいなことは、実際に起こり得ることであって、そんな時にパニックになったり固まったりしないで、その状況にいかに柔軟に対応していけるか?
真のプロ意識が問われる場面です!
“Always be spontaneous. Act flexibly” (つねに自然体で。柔軟に対応しよう。)
来日中のグレタ・マタッサさんのアドバイス。
「事態を受け止め、如何に冷静に対処できるか、そしてその中でミュージシャンを味方につけ、オーディエンスに喜んでもらうことができるか?それには自分が、フレキシブルでなければならない。」“
「こんなステージにしたい、この曲は絶対歌いたい、ああしたいこうしたい・・・色々算段するのは悪いことではないけれど、それに自分がとらわれすぎてはならない。そうでないと、想定外のことが起こったときに何もできなくなる。」
「どんな状況にも応用力のある、器の大きいエンタテナーを目指しなさい。」
世界のトップレベルのシンガーがお酒を飲みながら話してくれた、とても貴重なアドバイスでした。
その他にも、個人レッスン、ワークショップなどを通じて、たくさんのボーカリストの目から落ちた鱗で地面が埋め尽くされそうです。