ひとが、自分の思いどおりにならない。
そのことで、切れたり、悲しんだり、
絶望したり、傷つけたり。
でも、いったい、ひとがひとをコントロールすることって
できるのだろうか?
部下であっても、
友人であっても、
恋人であっても、
兄弟であっても、
夫婦であっても、
さらには
親子であっても。
たとえ、生まれたての赤ちゃんであっても
きちんと、たましいが宿っている。
ちゃんと、人格をもっている。
だから
支配下にも
束縛下にも
おかれるものではない。
ひとが、
自分の思い通りにならないのは
あたりまえ。
子供であっても
自分の所有物ではない。
多分、ひとは
もっと大いなるものに、属している。
みなが
そのことを受け容れれば、
育児ノイローゼや、DVや
憎しみや、いじめや、
勘当や、骨肉の争いや、
修羅場や、
そんな、やりきれない営みが
減るだろうに。