1/15の関学会館における震災メモリアルチャリティコンサートにお越しくださった皆様、ありがとうございました。
関学OBのそうそうたるミュージシャンと共演させていただき、神戸女学院OBチームは大いに張り切って、たのしく演奏させていただきました。
みなさまの大きな愛のおかげです。ありがとうございました。
このチャリティコンサート、阪神大震災後からずっと続いています。
忘れないでいよう、という思い。
今回は東日本大震災の被災者の方々への鎮魂や慰労がありました。
惨事のプロローグであった
おどろおどろしい地鳴りはトラウマのように
まだ耳の奥に残っているけど
もう、17年もたったのですね。
すっかり立ち直った街並のなかに
時間がとまっているような空間を
まだ、ふと見つけたりします。
もうすっかり忘れたふりをしているけど
実際は、なにも風化していない。
でもそのなかで
ひとびとはそれぞれに
悲しみや喪失感をこらえながら
のりこえながら
必死になってひかりを求め
明るく、前に歩み続けてきました。
そのエネルギーが、街を、生活を
そしてひとりひとりの心を
すこしずつすこしずつ、元気にしてきました。
いまは、まだ、多くのひとびとが
なんのひかりも見出せないでいる東北の地。
前に進むエネルギーを持ってもらうために
何ができるのでしょうか。
闇の中にあるとき、光をさしてくれる役割を、音楽は果たします。
具体的な作用ではないけれど
魂にはたらきかけて、傷を癒したり、力づけたりします。
音楽を通して、直接的、間接的に力になることは出来るでしょう。
当地に直接行ければいいのだけれど
かなわないならせめて
今回のコンサートのように
自分たちの地で、音楽を聴いてもらって
その音のエネルギー そして
聴いてくださったひとたちの心のエネルギー
それらが合わさったものを
届けたい。
祈りとともに