大阪・神戸・三宮を拠点に活躍するジャズボーカリスト伊藤アイコ
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ドドスコドン

電車の座席一列、全員携帯をみているという、異様な光景によく出くわす。
中にはゲームをやっている人もいるだろうが、ほとんどがメールだろう。
会社の業務だって、電話や面談より、今はメール主導。
便利な世の中になったもんだ。
でも、メールシステムの不具合で、
届くものが届かなかったり、
遅れたり、間違ったり、
でも確認のしようがなかったり・・・
目に見えないもの、耳に聞こえないものは、ある意味、とても不安だ。
卒業後、2年ほど大手商社に勤めていた。
まだパソコンもない時代。
コンピュータといえば、でっかいスーパーコンピュータが特定のフロアを占領していた。
ワープロさえ普及していない。
通信手段は、手書きの紙。
そう、それ普通だった。
どんなに昔のことか、と思うだろうが、つい最近の話だ。
(それほど進歩が急速だったということ!いや本当に・・・)
オフィスには、エアシューターというものがあった。
細長い空洞が全フロアを縦に貫通していて、
違うフロアの部署への連絡は、
なにやら筒型の容器に、お手紙を入れて蓋をし
その空洞の中にセットして、フロア番号を押す。
そうしたら、その筒が、真空の原理でビューーーっと上昇
あるいは下降する。
受けとるフロアにその容器が到着すると
「ドドスコドン!」という大きな音がする。
もちろん業務連絡の面白くもない内容だが
蓋をあけて、中のお手紙を取り出すときに
なんだかちょっとワクワクしたりした。
シューターの近くの席は、うるさかった。
でも、目に見えない、音の聞こえないメールより
メッセージが届いた!という確かな実感がある。
あの音、なんか恋しい。
ドドスコドン!

2011/12/22 | 日常
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