たとえば、
めちゃくちゃ赤が長い信号に来たところでちょうど青になったとき。
遅れそう、と思ってたら、うまいこと乗り継ぎのいい電車が来たとき。
満員電車で立っていたら、まん前の座席の人が次の駅で立ったとき。
同じ方向の人が送ってくれることになったとき。
500円タクシーを見つけたとき。
降り続けていた雨が、でかけるタイミングでやんだとき。
ずっと探し続けていたものを偶然入ったお店で見つけたとき。
ほしかったものが思いがけなく特価で買えたとき。
こうなったらいいな、と思っていたとおりにことが運んだとき。
思わぬところで思わぬ出会いがあったとき。
あきらめていたことが実現の兆しを見せたとき。
ふつうなら、「ラッキー!」っていうところ。
わたしは「ヤッピーありがとう」って。
天を仰ぐと、「よかったニャ~」という声とまなざしを感じる。
半年前に天に召された22歳の雌猫。
わたしの支えであり、癒しであり、元気の元だった。
分身といってもいいかもしれない。
いまはしあわせに、神様のふところに抱かれている。
ヤッピー、今日もありがとう。
おいしかった、海鮮丼。
つつがない毎日。