大阪・神戸・三宮を拠点に活躍するジャズボーカリスト伊藤アイコ
大阪・神戸・三宮を拠点に活躍するジャズボーカリスト伊藤アイコ
  • TOP
  • LIVE
  • DIARY
  • PROFILE
  • DISCOGRAPHY
  • LYRICS TRANSLATION
  • CONTACT
  • LINK
エリア一覧
こだわり一覧
  • LIVE SCHEDULE
  • DIARY
  • PROFILE
  • DISCOGRAPHY
  • LYRICS TRANSLATION
  • CONTACT
  • FACE BOOK
  • LINK

In the Still of the Life

だれかが言っていた。
ライブ演奏が終ると同時にBGMを流すのはいかがなものかと。
さらに、はたしてライブハウスにBGMは必要なのかとも。
たしかに。
音楽がながれていない時間も、大切な空間。
がやがやしてたり、ときには沈黙もあり・・・
でも、ほんわかした、ゆる~い空間。
あ、ライブが始まる。
おもむろに持ち場についたミュージシャンの手元、あるいは口元から
ボロリとこぼれる生の音。
みんなが、すこし手を止める。
そこに、かすかな緊張と、これからどんな世界が拡がるのかという期待。
ごく自然に、オーディエンスの耳は立つ。
それを受け、音はみずからすべりだし、しゃべりだす。
演奏が終れば終ったで、しばらくはナマオトの余韻に浸っていたい。
そこにはしずかな空間がほしい。
はい、一丁あがり!みたいに機械からの音を浴びせられたくない。
気持ちというのは、すぐには切り替えられないのだ。
BGMを流すなら、耳を澄ませば流れているのが初めてわかるぐらい
慎ましやかであってほしい。
巷にはつねに音が氾濫している。
デパートにいっても、スーパーに行っても、
レストランにも居酒屋にも、駅のプラットフォームにも。
歩くときだって、電車の中だって、
若者たちは、ヘッドホンからひたすら音楽をインプットしている。
オトがないとおちつかぬ?
静寂不安症候群・・・とでもいうか。
いちど、自然以外の音をすべて消し去ってみたらどうだろう。
そうしたら、静寂もまた、ひとつの音楽だと、思えるかもしれない。

2010/05/13 | 日常
  • 前の記事
  • 次の記事

最近の投稿

  • 愛
  • 今年60のお爺さん♪
  • プロとアマ
  • January 17, 2024
  • Lyrics 🎵

アーカイブ

カテゴリー

  • スケジュール(10)
  • 日常(497)
© 2017-2025 ITO AIKO All rights Reserved.