コールポーターがいう。
Every time we say goodbye, I die a little………..
さよならをいうたびに、ちょっと死ぬ・・・
サヨナラのたんびに死んでいたら、ものすごく消耗してしまう。
だから、いちいち死ななくても、さらっと流せばいい。
そうわかっているけど、サヨナラをいうのは、苦手だ。
たとえば
心地よい人たち。
なじんだ空間。
おいしい料理やお酒。
心癒される音。
すてきだと感じられるもの。
それらにサヨナラをいうのは、つらい。
すばらしいものであるほど、サヨナラは、重い。
だから、ハシゴするのが苦手。
なんどもサヨナラをいうことになるから。
もちろん、ハシゴは、つぎのコンニチワのためではあるが、
私はつぎのコンニチワより、そのためのサヨナラのほうに、消耗してしまう。
それに、コンニチワをしても、またつぎのサヨナラが待っている。
だから、いまのサヨナラがいえない。
もっと、サヨナラが上手になりたい。
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Every time we say goodbye, I die a little,
Every time we say goodbye, I wonder why a little,
Why the Gods above me, who must be in the know.
Think so little of me, they allow you to go.
When you’re near, there’s such an air of spring about it,
I can hear a lark somewhere begin to sing about it,
There’s no love song finer,
but how strange the change from major to minor,
Every time we say goodbye.
さよならを言うたび たましいがいのちを失う
さよならを言うたび なぜ?とおもってしまう
空に居るはずの神様は 全知全能ではなかったの?
なぜか私にはつめたい だってあなたを行かせてしまう
あなたがそばに居ると 春がきたようにあたたかい
遠くでひばりが歌いはじめる わたしたちの歌
これ以上慈悲に満ちたラブソングはないわ
なのに突然、メジャーからマイナーにかわる
・・・・・さよならを言うたびに
Music & Lyrics: Cole Porter
Translation: Aiko