ジャズコンサートを聴きにいった休憩時間、
知人のおじさまの顔が見えたので挨拶しに行った。
「こんにちは!お久しぶりです~!」
その方、じーーっと私をみて、怪訝な顔。久しぶりだから?
「ご無沙汰してまして・・・ お元気でしたか?」
「えっと・・・ どなたでしたっけ?」
「あ・・・伊藤アイコです・・・ボーカルの・・・・・」
「はぁ・・・」 明らかに知らんという顔。
とうとう、このひと、ボケたのか~~
軽くショックをうけながら、すーーと離れて、別の知り合いに一応確かめた。
「キャップかぶったあの人、○野さんやんね?」
「え?? ちゃうよ。あのひと、○山さんやで」
がーーん! ボケてたのは私のほうや!超はずかしいー!
だまされた、帽子にやられた!
数年前、友達に誘われて宝塚歌劇に行った。
みな同じような顔にみえるなー。
でも、話の筋はわすれたが、私なりにすごく気に入った人が居た。
「あのひと、すきやわ!」
第2部でダンス中心のレビューとなった。
さっきより、もっといいとおもう人が現れた。
「あ、この人のほうが、すきやわ!」
友人「・・・ 愛ちゃん、おんなじ人やけど・・・」
え~~?
この場合は、化粧にやられた!
スーパーのレジの外のところで買い物を詰めている
めちゃくちゃ知った顔のおばさんがいる。
でも、なんで知ってるんやろ・・・
すぐに認識できるほど親しくはないが、変に記憶に染み付いた顔・・・
家に帰ってから思い出した。
家族が入院した病院の婦長さんだった!
ナース姿しかわからん!
この場合、服装にやられた。
オフィス街のお昼休み。
同僚と歩いていると、しょっちゅう背広姿のひとに挨拶される。
「あっ、こんにちはー!」とにこやかに返すが。
「だれ?」
「さぁ・・・・・」
昼の知り合いか、夜の知り合い(ププッ)か?
太陽の下で見る顔と、暗い中で見る顔と、ぜんぜん違う。
しらふの顔と、よっぱらいの顔も別人だ。
もともと、ひとの顔の判別、苦手です。
そして、さいきん、とみにボケてます。
だから・・・
だから・・・・・
あなたのこと、わからなくても、ゴメンナサイ!