昼、あまり時間がないので近くの、最近新しくなったカフェレストランに入った。
こじゃれた店内。
髪の毛ムースで立てた厨房の男子2-3名。
愛想のよい若い女の子たち、2-3名。
結構人数多い。
Bランチにしようか、○○○○○丼(店名が入る)にしようか迷った。
結局、同僚のY子が、チキンソテーのBランチを注文。ライスかパンかと聞かれライスに。
わたしは、チキンのクリームソース風チーズ風味の○○○○○丼に。
Y子のについてくる「お野菜盛り合わせ」は、お皿にちょこっとずつピクルス風の野菜が雑然と。「お野菜おいだだけ」と名前を変えたほうがよさそう。
私に来たスープは超しょっぱい。
猛暑ですからね、意識してそうしてるのかと善意に解釈。
そして、やってきたメインを見て愕然。
Y子のBランチは、チキンソテーのホワイトソース掛けの皿とライスの皿。
私の○○丼は、ライスの上にチキンソテーのホワイトソース掛け。
まったく同じものやんか!
なんと安易な・・・
ごはんは「チン」した感じの、もさもさした代物。
スライスされたチキンソテー(多分パック?)にかかっているのは、おそらくレトルトのホワイトソース。
いや、このねっとり感は、缶詰?
そこに雪印のとろけるチーズをかけたかな。
夏休みの子供のおひるごはん? いや、家庭ならもっとましなもの作るやろ。
家族やし愛情こめるやろから。
ふたりとも憮然としながら、ちがうスタイルの同じものを言葉もなく、もさもさと飲み込んだ。
いや、言葉はあった。
「なんで、食べもの屋さん、やろうとしたんやろ・・・」
「オーナーはどんな料理で育ったんやろ・・・」
「いや、オーナーはお金だけ出してて、安ーい料金でコックのバイト雇ってんちゃう?」
「コックちゃうやろ、べつに調理してへんやん!」
「あの厨房の男子のもみ上げ、なんかイラっとする・・・」
「ヘアスタイルより、料理スタイルを考えろ!」
まあ、全部たべましたよ、一応。
お腹はすごくすいてましたから。
缶詰でもレトルトでも、調味料(化調)たっぷり入ってますし。
愛はひとかけらもなかったけど。
食後、唯一マシだったコーヒーを飲みながら、信じられない光景を目にした。
お客の去ったカウンター、布製のランチョンマットをそのままに、その周りのテーブル部分だけを拭いている。
使用後のランチョンマットの上に、あたらしいフォーク類をセット。
レジではそこそこのお金、とられたよ。それぞれ1000円ちかく。
「またどうぞお越しくださいませっ!!」
二度と行くか。
かわりに、「金返せ・時間返せリスト」に追加!