いま時間がないからあとで片付けようと思ってどこかに置いておいたもの。
そのうち時間ができたときにちゃんと整理しようとしてとりあえずファイルボックスにいれてあるもの。
本来の置き場所でないところに置いてあるにもかかわらず、いつのまにかそこがそいつの存在場所になってしまって・・・
いまさら移動させるとよけいに混乱するから(ヘタしたらどこに移動させたかわからなくなるから)結局その場にずっとある。
そんなものが、職場にも家にもいっぱい。
「整理整頓」が決定的にヘタ。
それらの暫定的置物と目が合うたびに胸がすこし痛む。
でも見て見ぬふりを決め込む。
そうやって、いろんなことが「納まるべき場所」に納まらないまま、とりあえずの存在場所に佇んだまま、毎日は過ぎていく。
一生そうかもしれない。
「あとで決めよ」とか。
「まとめて片付けよ」とか。
この「暫定」のいろんなもの、このまま人生が終わって、来世にまで持ち越すんだろうか。
整理整頓のうまい人間に生まれ変わっていることを、とりあえず期待しようか。