学生時代、部活のトレーニングでよく馬跳びをした。
馬をとんだら馬になって、どんどん進んでいくやつだ。
馬跳びをするたび、人間の背中って、誰一人同じものはないなーと思っていた。
骨ばっていたり、丸くて手を置きにくかったり、やわらかすぎたり、傾いていたり、平らだと思ったら高すぎたり。
あまりにもさまざまなので、ペース良く跳んでいくことが、できない。
もう、コイツ!バランス悪いねん!とか、もっと頭下げろよ!とか思いながら、跳んでいくと、前の人がつかえてたりして、リズムのわるいこと、この上ない。
自分だけは、ちゃんとした馬になっていたつもりだ。
でも、いやな上級生の足が見えてきたりしたら、わざと高くしたり傾けたりしてたなー
そうか。自分もやられてたのかも。