ランチで隣の席のサラリーマン二人がしゃべっている。
「あいつ(たぶん後輩)のこと、ちょっと心配なんや」
「なんでですか?」
「酒が一滴ものめへんねん!」
「あーー、そーですかー、それは問題ですねー」
あきらかに、酒の飲める自分らは、エラい。
飲めないやつらは一段下。
彼らはかわいそうな、社会的ハンディを背負った人々。
そういえば、みんなで乾杯のとき、大抵最初にビールやワインがきて、ノンアルコールは最後に、だいぶ遅れて出てくる。
「それが感じわるい」と飲めないひと。
呑み助たちは、ウーロン茶が到着するまでジョッキを持った形でじーっと固まって待っている。無言のプレッシャー。
「その時間もいやや」
そんな気持ち、考えたことなかったなー。
「のどかわいた!早よ飲みたい!」しか頭になかったなー。
体質やから、しょうがないんや。
わかってます。
毒を受け付けない体、実はいちばんまっとうな体。
「きのうは夕方の5時から8時間のみっぱなしやー!」などと、大声で自慢してるそこのおっさん!
あなた、ちっともえらくないよ。
酒くさいし!
・・・・・他山の石としよう。。。