Chaos(カオス)という言葉をきくと、梅田の地下街を思い出す。
阪神百貨店の北東角、阪急百貨店の南東角にあたる、あの、地下広場である。
地下鉄の入口もあり、あちこちの地下店舗への通り道でもあり、ラッシュ時や休日の昼間はとくに、おびただしい数の人々が行き交う、広場と行っても狭い空間だ。
普通は、地下街といえども、人々はある程度おなじ方向にむかって歩行するものだが、あの場所だけは、ひとりひとりが全くバラバラな方向にむかって歩いている。
まさにカオス(無秩序、混沌)そのものだ。
先日は、母がそこを歩いていて「突きとばされてこけた」という。無理もない。
足腰のしっかりした人間でさえ、あそこを歩くのは命がけなんだから。
よそ見は厳禁。つねに前方を見据え、あちこちから無秩序に近づく人を、ボクシングのフェイントのように次々とよけていかねばならない。
体の弱っているときは近づくべきじゃない。
新宿や渋谷など、東京はもっと通行人は多いはずなのだが、このような混沌とした場所はみたことがない。
大阪ならでは、かもしれない。
混沌から来る、大阪人パワー。
あの場所のうえのあたりに濃いエネルギーがたまっている感じ。
あのエネルギーを、発電に利用できないかな?と思ってしまう。カオス発電。
でも、CO2を真っ黒に排出するかもね!
地球温暖化を促進しそう。やっぱ却下!環境にやさしくないわ。