紀子さまが男児を出産なさった。国にとってどの程度めでたいことなのかはさておき、個人的にはおめでとう!である。無事、ひとりのあかちゃんが誕生したのだから。
今回のご出産は、前置胎盤といって普通分娩では危険があるため、帝王切開となった。そのことを説明するためにTVでは、わざわざ子宮と胎児の絵を見せて、産婦人科医がこまかく解説していた。
自分の体の子宮の状態を、懇切丁寧に、テレビで放送される。紀子さまは、また礼宮さまは、どう受け取っているのだろうか。
個人情報保護が叫ばれ、プライバシーを大切にする風潮が広がるなかで、皇室マターだけは別なのか?
彼らも、公人だから仕方がないとわりきっているのか。
自分の子宮が全国に向けて図解されていても、ニコニコ笑っていられるのか?
雅子さまがなかなか妊娠できないときも、メディアは訳知り顔にあれこれと想像し、心配し、解説した。
ストレスで体調をこわしているときも、よってたかって診断した。
「自分の体のことは、自分がいちばんわかってるねん!だからほっといてっ!!」と叫びたくはならないのだろうか。
皇室に入った時点で、彼女らは、魂を、公の世界に売り渡すことを余儀なくされた。
穏やかで上品で優雅な世界のなかで、ほんとうは、よほどタフな神経をもちあわせていなければ、生きていけないだろう。
がんばれ!雅子さま、紀子さま、そして、愛子さま!