「この曲、レパートリーに入れたい!」「これ、歌いたい!」などと思うのは、流れている有線やCDを聴いて、あるいは誰かがライブで歌っているのを聴いて、ひらめくものがあるときだ。
テンポ、リズム、歌い方・・・ それらが自分にアピールするから、歌いたいと思うわけだ。その時点で、その曲のイメージが自分のなかにインプットされる。
CDを買ったり譜面を入手したりしたあと、練習する。自分が最初に受けた印象をイメージしながら。そうやって徐々に、自分が思い描くパフォーマンスができあがる。そして持ち歌に加えられる。ステージでは、自分のイメージにかなった歌い方で歌う。
でも、でも、それって、とても狭いこと・・・・
たとえば、バラードを軽いラテンでやってみる、あるいは信じられないぐらい早いスイングで歌ってみる・・・ ありえへん!と思うことを(練習で)やってみる。
そしたら、そこから、「あーーっ!」とのけぞるような、または「え?うそ?」と立ち止まるような、あたらしい発見があるかもしれない。
自分のつくりあげた「わく」にしらずしらず、しばられている自分の音楽・・・
それに気づかせてもらったのは、北海道のカリスマボーカル、黒岩静江さんの個人レッスンだった。
もっと魂を自由にあそばせること。
「こう表現したい」「こう在らねば」ではなく、自分の内側から自然にほとばしり出てくるものを声に乗せる。自由に。
また、おおきな宇宙の入り口に来た感じ。(スージーさん、ありがとうございます)