駅の自動改札は、こわい。
ボーっと通っていると、いきなり、ほんとうに“唐突”という感じで、ひざの上あたりを「バシッ」とふさがれる。
一瞬何が起こったかわからない。心臓がドキドキする
間違えて切符やカードを入れた場合は、まあしかたがないわ。
でも、ちゃんと正規の手順をふんでいるのにもかかわらず、「バシッ」とやられると、「な、な、なんでやねん!?」となる。
きもちが、傷つくのだ。
駅員さんに呼び止められるなら、まだいい。
百歩ゆずって、機械でも、バーがすこしずつ閉じてくるとか、さきにピーと鳴るとかなら、まだ心の準備ができる。
でも、なんの警戒もないところに、機械ごときにいきなり一方的に「バシッ」と通せんぼされ、行く手が阻まれる理不尽!
今朝もそう。びっくりして駅員さんに、まだ更新したばかりのICOCA定期をみせ、「な、なんでですかっ!」と詰め寄るわたしに、新入り風の若い駅員さんは、「あのー、機械の誤作動だと・・・・・」としどろもどろしながらも、「念のため、こっちの機械に通しておきます・・・」
「じゃあ、おりるときは、だいじょうぶですねっ!ぜったいにぜったいに、だいじょうぶですねっ!!」と、妙にプリプリしてしまったわ。