敬愛するジャズボーカリストH・Nさんは、元気(あえて「お」をつけない)である。
バーボンの水割りをどれだけ飲み倒しても、こわれない、寝ない、弱らない。
帰りのタクシーのなかでも、周りが全員意識不明状態でも、ひとり起きている(らしい)。
翌日のライブには、また涼しい顔で、水割り片手に、力強い歌声でお客を魅了する。
若いとき、いや、今よりもっと若いときはこんなじゃすまなかったらしい。
ラジオ放送局でバリバリ仕事して、夜はセッションやジャズ談義で朝の4時ごろまで飲んで翌日(同日)あさから出社・・・という生活を「毎日のように」続けていたらしい。
わたしもたいがい、体力には自信があるが、彼女には脱帽する。
なんなんだ?このタフさは???
そういえば、ひとつ、思い当たることがある。
おたくにお邪魔したときのこと。
靴脱いであがったけど見回してもスリッパがない。
「ごめん、うちスリッパおいてないねん。。。。」
そしてキッチンにたつ彼女をみてビックリ!
じゅうたんなどもちろんひいてない床に、素足。
夏じゃないよ、けっこう寒い日だったのだ。
年間の半分以上は、寝るときはアンカ、家では起毛のあったかスリッパが手放せない私にとっては、ショッキングな光景だった。
そう、彼女は、「冷える」ということが、ないのだ。冬でも布団から足を出して寝るらしい。
靴下をはいていると、かなぐり捨てたくなるらしい。
そうか・・・・今度岩盤浴に誘おうと思っていたが、やめとこう。
こないだ、「あついあついあつい!こんなとこ居られへん!」といって出て行ってしまった母子連れのお母さんの方みたいになるだろう。
(のりこさん、ネタにして失礼しました)