ひとを、カンカンになって責める、などということをあまりしなくなった。
カッとなっても最初だけで、それが続かない。
もともと気性は激しいほうではないが、最近はとくに、そうしたことに消耗するエネルギーを、もっと別のことに温存しておきたいと思ってしまう。
エネルギーをそうしたことに使ったあとの虚しさや疲労感が、簡単に想像できてしまうから。
責めたいひととは、出会わなかったことにしたい。
消しゴムで消せればいいんだけど。でも、そうもいかない。
そんなときは、自分が何かを気づくために必要な存在だったと思うことにしようか。
うまくいくかはわからないけど。でもやってみる価値はある。
だって、責めるのは面倒くさい。