またメジャーとマイナーの話になるが。
やっぱり子供のころ、マイナーの歌をメジャーで歌ってみたり、メジャーの曲をマイナーで歌ってみたりしてよく遊んだ。いまやってもおもしろい。
たとえば童謡の「おててつないで」なんか、マイナーで歌うと、好きでない人とむりやり手をつながされて、野道をドナドナ状態で歩いている気分になる。
「赤い靴」などは、メジャーで歌うと、女の子が金髪のかっこいい青年に声かけられて、赤い靴はいてルンルンと行ってしまいそう。・・・哀愁などみあたらない。
やっぱり、オリジナルの調べが恋しくなる。
ところが、またまたCole Porterになるが、彼の伝記映画「De Lovely」のなかで、Begin the Beginがマイナーで歌われていた。
これが、なんとも良かった!
目をつぶって聴くと、みえる景色がちがってくる。まったく別の世界がぱーっと広がるのだ。
これって、彼の魔法?