「まいにちナンギなことばかり♪」
朝ドラの主題歌で歌ってる。
そういえば、小さいころ、おじいちゃんが外から帰ってきてよく言ってた。
「きょうは仕事が遅れてナンギした」とか
「人が多くてオージョーした」とか。
しょっちゅう言ってたな。
言ってる本人はさほど困ったようには見えなかったな。
「ナンギ」
「オージョー」
大変な状況、好ましくない状況、と子供心になんとなく察することができたけど
まあ、たんなる記号のようにしかインプットされていなかった。
でも今になって思う。
しんどかった、大変だった、といわれたら、受け止める側は重~い気分になるけど
難儀した、往生した、といわれたら、もうその時点で本人的には完結している感じ。
だから、そう、えらいことやったね、て寄り添える。
ひとを優しくするんだな。
浪速のことば、恐るべし。