夜の銀狐 先日夜、あるバーでテーブル席に座っていたら目に入った女性の背中にギョッとなった。 ファーのベストを着てカウンターに座っているのだが、背中の真ん中に銀ギツネの顔が埋め込まれている。柄じゃなくて、本物。そしてそいつと何度も目が合ってしまうのだ。 しゃべっていても飲んでいても、そいつが見ている。なーんとも落ち着かない気分だった。 あいつは、なにを訴えたかったのか・・・ 女性の背中の下からは、ふさふさした立派な尻尾が垂れ下がっていた。 2005/11/14 | 日常