♬むーらの渡しの船頭さんは
こーとし60のお爺さん
とーしは取ってもお舟を漕ぐときは
げーんきいっぱい櫓がしなる
それ、ぎっちら、ぎっちら、ぎっちらこ♬
小学唱歌の「船頭さん」
若い人は知らないだろうな。唱歌なんかあまり歌わないもんね。
しかし60のお爺さんって。。。💦 一番のツッコミどころだわね!
しかしこの歌、Wikiによるとこんな風に書いてある。
作詞は武内俊子、作曲は河村光陽
太平洋戦争に突入する直前に発表された歌であるため、戦時色が強く、「60のおじいさんですら、村のため、お国のために休む暇なく働いているのだから、君たちも早く立派な人間になって、お国のために尽くしなさい」というメッセージが込められているという人もいる。
戦後2番の後半と3番が、峰田明彦によって改作され、牧歌的で微笑ましい渡し船の光景を歌った歌に改められている
オリジナル
2
雨の降る日も岸から岸へ 濡れて舟漕ぐお爺さん
今日も渡しでお馬が通る あれは戰地へ行くお馬
それ ぎつちら ぎつちら ぎつちらこ
3
村の御用やお國の御用 みんな急ぎの人ばかり
西へ東へ船頭さんは 休む暇なく舟を漕ぐ
それ ぎつちら ぎつちら ぎつちらこ
↓ 戦後
2
雨の降る日も 岸から岸へ 濡れて舟漕ぐ お爺さん
今朝もかわいい 子馬を二匹 向こう牧場へ 乗せてった
それ ぎっちら ぎっちら ぎっちらこ
3
川はきらきら さざ波小波 渡すにこにこ お爺さん
みんなにこにこ ゆれゆれ渡る どうもご苦労さんと いって渡る
それ ぎっちら ぎっちら ぎっちらこ
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戦争のまえに、唱歌で士気を高める意味合いがあったのね。
お国のために・・・って、きれいなことばで・・・ そうやって洗脳してたのね。
切ないね。ほんとうに。
ところでこの歌、マイナーキーだけど、マイナーだからこそ、
お爺さんは優しい人だったんだ、みんなから信頼されてたんだ、とか思える。
ためしにメジャーキーにして歌うと、お爺さんも、周りの景色も、
とっても薄っぺらいものになってしまうね!
小学唱歌、恐るべし。