目線の先 お母さんに抱かれたり、ベビーカーに乗っている赤ちゃんや幼児の目に ついつい惹きつけられる。 あきらかに、なにかを見ている。 目線のさきをたどると、なにもない。 なんだろう、なにが見えてるの? ちいさいおじさん? 虫の精? 天使? 彼らには見えている、 おとなには見えない、なにか。 そして彼らがおとなになると、 なにが見えていたかをもう思い出せない。 わたしも、思い出せない。 ああ、もどかしい。 2021/11/17 | 日常