I was walking along minding my business
When out of the orange colored sky
Flash, Bam, Alakazam
Wonderful you came by…………. (Orange Colored Sky)
🎵日々のあれこれ考えながらぼーっと歩いていたら
オレンジ色に染まった空を背に
ピカッ! バーン! 神様仏様!
とつぜん貴方があらわれた🎵
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一目惚れだ!
う~ん、しかし実際に一目惚れってあり得るのか?
中学のころ買っていた、女学生の友という雑誌。その付録にはいつも手のひらほどの小冊子の小説がついていて、それが結構読みごたえがあって面白かった。いわゆる女子中学生向けの恋愛小説なのだが、のちに官能小説で名を馳せた作家などが持ち回りで書いていた。そのなかで何故か心に残っている一節がある。正確ではないがこんな感じ。
「ある女の子が何気なく鉛筆のお尻で頬っぺたをつついていた、それだけでその子に恋をしてしまうこともある。ベンチに座っている男子の首から背中にかけて夕日が当たっていた、それだけでその男子を好きになってしまうことだってある・・・」
15歳足らずの小娘は、そうか、恋ってそんな些細なきっかけで始まるものなのか、と軽く衝撃を受けた。
それは真理かも知れない、と今でも思う。
恋なんて、大げさなものではなくて、目の前の空気がふっと泡立ったり、小さな矢が心臓のあたりにチッと刺さったり、小石にちょっと躓いたり、そんな瞬間に始まるのかもしれない。
まあしかし、これは片思いの恋の話ね。
勝手にどうでもいいことにときめかれても、相手は知ったこっちゃないわね。
ミニ小説を持ち歩いて隠れるように読んでた時代がいとおしい・・・